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雨洩り工事4−6(和型スレートの葺き替えに至る事例)

前ページからの続きです。


瓦の葺き替え手順は二階の高所から先行するのが常套手段。

下を先に仕上ると上からの落下物で下の仕上材が壊れるのと、

足場仮設が一階の屋根に乗っている場所が有り上の作業が終わり

足場を撤去しながら下部に着手するのが無難。

どうしても足場を残したまま全体を施工する事も有りますが

様々なリスクを伴います。

二階の古瓦を剥がし廃棄物を投げ入れする為にトラックに

飛散防止の養生をして交通状況の合間をぬって投げ入れします。

 

この投げ入れが出来ない時は別の手段で降ろします。

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この廃材瓦の投げ入れ作業も近所に気難しい方が居られたら

騒音などで苦情が入り状況によれば話が、もつれたら

工事の中断にもなりかねませんので近隣への気配りは常に必要。
 

既存の軒先はモルタル塗りで壊れやすい部分なので

慎重に古瓦を剥がします。

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瓦の葺き替え工事では、この軒先のハナカクシ部分が

補修のネックになりがち。

通常は瓦割が変わったり形状が異なるので

既存モルタル仕上が邪魔になったり隙間が空きます。

最終的にはトイを外してモルタル補修をして

塗装色合わせなどが一般的な工程。

その工程を省けるのが、この軒先専用の

ラクサ付き瓦の改善点。

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画像では↑向こう側の瓦が立っており手前が裏向きの説明部分ですが

見難いとは思います。

 

軒先専用の唐草納まりに面戸と云われる出っ張りが付いています。

これで軒先の裏側で既存モルタルと新たな瓦の

通常は空いてしまう波型の大きな隙間を塞ぎます。

当然邪魔になる波型モルタル部分はダイヤモンドカッターで

事前に出っ張りを直線で切断しておきます。

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これでトイも外さずに軒先の補修の必要が無くて助かります。

重要なのはルーフィングシートの水下を軒先モルタル

外に出しまたが・・気になる所。

軒先からルーフィングシートの端が見えますので

完璧な納まりでは有りませんが

水抜き対策を優先しながら軒先モルタルも補修しない

特別な理由で採用しましたが意見と好みの分かれ所。

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浮かせた仮設状態の太陽ヒーターも施工には邪魔にならない程度に
空きがありギリギリで施工可能です。

地瓦の施工前に太陽ヒーターを据付固定する為の

ステンレスの太い控え線を先付けしておきます。

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信頼できるタルキ材を狙って簡単には破断しない

太いビスか(コーチスクリュー)で固定。

 

この時に必要なのが引掛けた控え線がビス頭から

スッポ抜け防止のために大きめの座金を被せます。
 

瓦桟木は普通のモノですが防水シートが特別な納まりで

桟木を浮かせた固定なので瓦が割れたり剥がれても
瓦桟木を止めた釘穴などから直ぐには雨洩りしないように

水抜き対策がされています。

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二階の屋根も無事葺き終わり太陽ヒーターを据え付ければ

上部は終わりに近づきます。

次に続く。