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増改築4−1(極端な条件での超簡易増築)

極端な簡易増築の事例ですが色々な意味でも特例でした。

 

プライバシー保護のために画像は一部緑色で加工しています。

 

御客様は素晴らしい方でも有り、それらを含めて、

とても印象に残る関わり方でした。

 

二階の屋上に建つ全景ですが屋根の軒先納まりが

私の失敗作と言えます。

 

貴重な失敗の素です。

反面業者を参考にして頂ければ幸いです。

 

予算の関係で真っ直ぐしましたが・・

ここは身銭を切ってでも曲がりスレートが良かったです。

 

赤線の部分↓は水の切れが悪く軒裏にヨダレ伝わりしやすく

・・強風で煽られやすい納まり。
簡易増築0.png
これはかなり以前に手掛けさせて頂いた

物置場の完成ですが、

とても特殊な順番で施工した経緯があります。

 

私が進んで↓この軒先を曲がり形にすれば良かったのです。
簡易増築02.png
手前のブロック積みの↑スラブ構造は鉄骨構造で

御客様が手掛けた建築物。

この後ろに今は見えませんが古い簡易プレハブ小屋が

中に有り、その上に跨る様に独立して建っています。

とにかく、現在使用中の古いプレハブ小屋は

使用頻度が多く、直ぐ壊す事が出来ないのですが

いずれは壊す予定で、その上に一番、簡単に物置きを

増築してほしいとの希望でした。

もちろん建築基準法に触れる条件がすでに、色々有り

床面積や諸々の内容や規模などが大きな課題なので

施工内容も御客様ご自身の自己責任が前提とさせて頂きました。

本格的な足場も組まず臨時の移動仮設足場で

最低限の施工法とします。

納まりも色々と不十分な所が多いですが

基本構造を優先に試みました。

屋根は大波スレート葺きの片流れ。

 

水上の縦水カバーなどハナカクシも無し。

必要なら後から施す事にしましたが、これが一番、

今思えば心残りな納まり。

しかし御客様は、これでも十分との御満足範囲でした。

そして高さが高過ぎるのは室内を長物の立て掛け収納が必要な為に
管柱の長さ4m物を最長部に使用してこの形となりました。

床面積は小さいなりにも室内空間はかなり広いです。

片流れ屋根で内部の間仕切りも無しで空間を広くとの事で

方杖部材は省いています。

屋根の小屋組は昇り梁で屋根母屋材を直受け。

この昇り梁の取付仕口を引きボルト締め付ける事で

揺れがかなり軽減されます。

屋根裏は野地板を母屋材に12㎜合板を直張りして

ルーフィング下地張りとし
大波スレートの裏を防水対策にしました。

 

ここで予算節約の為に12㎜合板直張を省く事も出来ますが

・・さすがに雨洩りのリスクとなります。

外壁はサイディング横張りを直付け張り。

 

防水紙などは施していません。

とてもシンプル過ぎて、これも心残りな部分ですが

御客様は承知の上。

 

これよりも、もっと簡単に自作するつもり

だったらしいですが・・

 

台風で吹き飛ばされ倒壊し近隣に被害が及ぶと

危険なので私が依頼された事情となっています。

 

一階の鉄骨建てとブロック積み外壁などは御客様の自力策です。

 

そのまま二階も重量構造でヘタな増築すると耐震的には

別な危険となるので軽量の木造建物を乗せる増築となりました。

 

・・それでも無理気味の納まりとなります。(^_^;)

構造はシンプルですが要所は決めていますので耐震的にも

多少揺れますがヘタな建物よりは持ちこたえる組方のつもりです。

色々な部分で妥協しなければ最低限の予算で限りなく

安全性を求めるのは矛盾となり実施できません。
簡易増築03.png
とてもシンプルで一階の内部の一部に後で取り壊す予定の

プレハブが存在するとは思えません。
簡易増築04.png
この外壁サイディング横張りも持ちだしブラケット足場の

臨時仮設で上から張りながら下へ降りる逆施工の手順でした。

唯一の拘りは通し柱を踏み下げて独立基礎で自立させている所。

 

下に隠れている古いプレハブ建物は後で壊しても

上は残る安全策と最低限の必要な構造です。
簡易増築05.png
僅かに見えている古いプレハブ小屋は、いずれ撤去するので

負荷は掛けません。

またがる様に組立てて、後で下を壊せる為の

狙い通りにした建て込みでした。

この後、数年経過してから問題のプレハブ小屋を

撤去する事になり次に続く。