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浴室改装1−1(全面タイル仕上)

浴室の全面改装です。

 

最近ではパネル工法が主流になってきましたが今回は

タイルばかりの事例です。

既存壁面タイルを剥がさずに直接、重ね張りする場合はどうなるか?

壁面の半磁器タイルや床タイルと浴槽の取り合せがかなり痛み
見かけが悪くなる良く有るパターンからの改善例です。
 

まず浴槽の取替えが必要か否か?が大きな条件となります。

その次は壁面を既存優先で対処するか?否か?などが

次の判断条件となります。

この時点で在来納まりか?ユニットバス納まりか?の

大きな分かれ道となります。

この施工当時ではユニットバスの耐久性や価格などがまだ

パラつきが有り普及する前でした。

特に流通価格が高めで最近ほどの普及品タイプはまだ少ない頃でした。

よって壁面タイルは剥がして下地塗り直しで

再び半磁器タイルの張り直しか?

浴室用バスパネル仕上に変更か?の選択が大半でした。

壁面素材としては壁用バスパネルの表面強度よりは
半磁器タイルのほうが圧倒的に信頼性があります。

問題は下地の安定性や目地の耐久性などによる伸縮性が
タイル素材に馴染むか?否か?がタイル仕上では

共通の大きな課題でした。

御客様はタイルが好みでしたし素敵な色柄が多いタイル仕上も

選択肢からは捨てきれません。

そこで前々から興味があった、エポキシ樹脂による半磁器タイルの

重ね張り仕上を提案すると、オッケーとなり実施してみました。

もちろんタイル下地の安定性が必須条件とはなります。
 

重ね張りは様々な信頼性に疑問を持っていたので、

すぐには取り入れず長年に渡り様子を見ていました。

重ね張り専用接着剤もメーカが改良を重ね目地剤なども伸縮性に対処して
安定してきた時期なので実行してみました。

施工前の既存状況の全体です。

下図の二枚は編集加工で斜め端がカットされています。

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良く有るステン浴槽の生地タイプです。

浴槽は汚れていても掃除で、まだ使えますが

イメージチェンジで取替えたいとの御要望です。

エプロンと床タイルとの入り隅部分は隙間があき、

汚れなどが目立ちます。

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なぜ、隙間が開きやすいのか?の主な原因は・・
床タイルとエプロン裏側の裏当て補強のスチロール材が無い

空洞部分の場合は手でエプロンを押えただけで引っ込みます。

その高さ位置が床タイル天場と接すれば簡単に引っ込みます。

施工当初からそんな条件になっている場合が多いです。

ポリ浴槽や鋼板ホーローのエプロンも同じです。

床高さと接する位置にバックアップ材が有るか?無いか?で

隙間拡大は大きく左右されます。

仮にバックアップ材が有ってもウレタンホーム材は強く押えれば

引っ込む場合があります。

やはり、この部分や浴槽廻りは伸縮変化に追従する

シーリング納まりが無難かと思います。
 

解体撤去してしまう浴槽なのですが良く見れば施工当時から

ステン浴槽のエプロンに薄い養生フィルムを貼ったまま剥がさずに

そのまま何十年も使用しています。

透明フィルムがくっ付いた状態で劣化して汚れやすく硬化してしまい

剥がれにくい状態です。

新品取付後にはよく有りがちです。

意図的に養生フィルムを残し何年か経過し
汚れた頃に埋め込まれた際をカッターナイフで切断し

汚れシートごと剥がして
下から新品の綺麗な生地が出て来ますので蘇るのを楽しむ目的なら

剥がさずに何年かワザと、おく場合もあります。

いずれにせよ劣化し固着する前の剥がしやすい時期に行う事が必要です。
 

※余談ですが・・

 同じ事が建具金物やその他部材にも良く見られます。

ドア取っ手のラッチ金具のフロントプレートや

浴槽の追い焚き循環カバーなどにも青色のフィルムが

貼ったまま放置されている場合も多いです。

年数が早ければ剥がすと綺麗なステンレス生地色が

ピカピカで蘇ります。
 

別の例ではテラスやカーポートのアクリルやポリカーボネート

樹脂平板タイプの屋根板も極端に汚れている場合は

養生フィルムが取り残されている場合があります。

裏表の二枚とも残っていたり裏表の片方だけとか色々ですが
表面に白ぽい気泡が有る場合は、ほとんど

養生フィルムの取り忘れです。

はめ込み部分の際にカッターナイフで軽く浅く切断して

一部を試しに剥がせれば
全体を剥がせ屋根パネルが新品に蘇ります。
 

屋根パネルの養生フィルム取り忘れは稀ですが

ステンレス浴槽のエプロンに限っては
半分近くはそのまま放置されているかも知れません。
 

※本題に戻ります。

 

袖部分のタイルとの取り合い部分も痛みやすい場所です。

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やはり昔の白セメントだけの目地では伸縮性がなくタイルが破損します。

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