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サッシ取付1(古い木製建具の交換01)

古い木製の窓建具をアルミサッシに取替えです。

建具が古くても問題はありませんが雨洩りする為に取替え修理となりました。

建物は物置、替わりで居住していません。いずれは壊す予定です。

吹き込みの雨では納まりの悪い所から雨水が侵入し雨洩りして

腐食が進んでいる為に 最低限の予算で補修します。

外観はこんな感じで三ヶ所ありますが、ほとんど同じ納まりです。

これは一階部分です。
下図は編集加工で斜め端がカットされています。

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アルミサッシが普及する前で45年ほど前の納まりは、

ほとんどこんな感じでした。

今でも古い建物では存在します。

雨仕舞いと防犯性は悪いですが通気性はとても良いです。

下の画像は別場所で二階ですが一番、雨仕舞が悪い

水タレ敷居と戸袋の雨戸を引き出す、かい出し付近です。

ここから雨洩りした水は一階の部屋に浸み出しています。

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水タレ敷居は引き違い建具と雨戸の兼用で

巾広の三本レール仕様となっています。

これは雨戸枠が一段下がりではないので吹き込み雨水が、

この現場では特に、さかのぼりし易い欠点。

一段下がりにしても元々無理が有る水吐けの悪い

水タレ敷居の納まりです。

こんな敷居でも表面を木材のままで丸出しするよりも、

せめて板金で巻き込めば防水性は良くなります。

この納まり不良を解決する為に後年は板金を被せるのが常識となりました。
 

まだアルミサッシが普及していない時代の頃は、

このような木仕上の納まりは好みも有り長年に渡り続いていました。

※余談ですが

昔は、この水返し段付きで、さらに傾斜になっている表面を

手カンナ類で超仕上げするのが、とても困難で刃物の切れ味と

台の仕込み調整により、その仕上がりや作業効率の差は

非常に大きく隠された技能、技術はまさに各自秘伝のノウハウでした。

近年のように加工機械の切れ味やサンダーの研磨仕上は普及前。

 

こんな場面で削りモノ担当になれば刃物の質と研ぎ味を

否が応でも味わされるのでした。

使い捨ての替刃式は、まだ認知不足で身近には存在してません。

 

ついでの備忘録みたいな事ですが昔風の、このような納まりに

関わる場合には・・

防寒シャクリとセットになる芯越し溝シャクリ鴨居と

芯で振り分けヒ端の溝シャクリの二種類に大きく分かれ

さらに一筋鴨居の溝シャクリでヒ端の違いで異なる

合計三種の鴨居、シキイの溝に関して明確な理由が有りました。

多分、古来からの原理原則の守破離で(守)の形かと思います。

興味の有る方は専門サイトで御調べ下さい。

※本題に戻ります。
 

修理方法の判断をする分岐点は、この水タレ敷居を外すか、

残すか?の選択となります。

ローコストの為に残す選択をしました。
 

上部はこんな感じで三か所とも良くある標準的な普通の納まりです。

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古い鴨居は外す必要は無いですが外の雨戸鴨居を外すか、

残すか?ですが 戸袋自体は使用しませんが封鎖し残す為に

雨戸鴨居も残す事にしました。

いよいよ施工に進みます。