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増改築5-2(建て方02)

前ページからの続きです。


既存の外壁モルタルを切断して屋根の取り付き納まりの着手中。

この辺りの作業は高所で危険なので

御客様は関わりして頂く事はできません。

安全な部分だけに限定して関わって頂き進めて行きます。

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増築部分が片流れ勾配の屋根なので水上から納まりの高さを決定します。

屋根下地と屋根仕上材や雨押さえ水切り板金の必要高さを確定してから
外壁モルタルの切断位置を決定。
 

この作業は一発で決めたい場面。

二度切りや三度切り、又は切り過ぎなどは避けたい所。

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この辺りの納まりや正確な位置を決断するには

多能職技能・知識が必要でとても面白い分野です。

大工工事だけではなく、板金や左官工事など

関連職種の納まりや出来寸などを考慮します。
 

※余談ですが・・

 

責任を持つ意識が必要です。

 

例えば・・後で雨洩りが発生し多大な損害などが現れた時は

どんな実害か?

信頼して依頼して、それなりの工事費を支払いした

御客様の立場ならどう感じるか?

だれが、どのように責任を負うか?・・など
現実の利害関係に責任が及ぶ時の実状をリアルに感じる

必要が有ります。
(この後に自分がおもいしらされる事になります。)(^_^;)

 

※本題に戻ります。

 

屋根葺きは今ではあまり使用しなくなった瓦棒板金葺き。

この下地は昔風の野地板ならタルキ割が瓦棒板金葺きに合わせた

ピッチでないと板金の固定金具が確実にタルキ下地に止められず

釘は空止め状態で強風に煽られ剝れる事が有ります。
 

その後、野地板が荒板ではなく構造合板になってからは

タルキ割りは無視しても金物は合板にビスで効くとの事で

台風で剥がされる被害が軽減されました。

合板だけに止める場合は最低でもビス止めでないと危険です。

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やはりタルキ割は板金の葺きあげ納まりに準じた

下地が必要な場合が有ると思います。

そこで木下地に気を使い準備しても板金屋さんがその条件を生かして

施工してくれない事も有ります。
 

※またまた余談になりますが・・

 

やはり大工と板金など他業種との連係では最初から

納まり確認など意思の疎通は必要です。

しかし大工の立場とすれば最初から板金屋さんに

ワザワザ尋ねるのは面倒くさがりがち。

 

板金屋さんも前もって聞かれても何もない所から想像だけの話をするのは

ストレスとなり、やはり面倒くさがり

「下地が構造合板なら思うように作っといて下さい、こちらで仕舞いを付けますから。」

・・と、任せっきりで細かい所まで前もって

話を突き詰める方は少ないと思います。

 

そんな事情で、そもそも最初から・・途中も・・

責任の所在が曖昧なグレーゾーンの関わり方になります。

 

そして最後に様々な不具合となって屋根の剝れや

雨洩りなど最終結果となり現れます。

 

その時は・・すでに時効?・・触れてはならない、「御互い様!」・・で

・・タブーの領域となります。

 

それを取り持つのが設計監理や現場監督、

又は各種外注関係、専門業者トップの役目だと思います。

次に続く。