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増改築5-6(外壁02)

前ページからの続きです。


開口部廻りなどの外壁用、見切り材は杉の足場板を巾落し加工。

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プレーナー削りと超仕上した物を、チョンナの粗ハツリで

特殊な面取り加工わしました。

辺材のヤセ部分をチョンナハツリで丸太風にナグリ加工。

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とてもアナログな表面加工ですが大昔は

当たり前の削り(チョウナはつり)作業。

 

表面はカントリー風なら超仕上カンナ削りは意に反するので

表面は粗い製材の帯鋸の目だけで良いではないか?

と、思いましたが外壁で軒の出が無いので雨水の切れを良くするために

木肌はツルツル仕上にしました。

 

この辺りは・・意見の異なる処でしょうね。

 

洗いざらしジーパンにアイロンを掛けるような事かも?

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窓枠用の見切り材として上枠と縦枠の仕口は先行して

突き付け合せの事前確認が必要。

面材下地に防水紙を下貼りして仕上張り。

下図の二枚は編集加工で斜め端がカットされています。

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防水紙は透湿シートが高価でまだ普及していない頃なので

フェルト防水紙を使用。

 

今見れば、いくら昔と言えども、この点が残念な所ですが

一番薄いフェルト防水紙ではなくルーフィングとの中間程度で、

やや厚めの防水素材を使用してます。が、・・現在ではダメ!(^_^;)
 

開口部の見切り材以外は杉の外壁用下見板の横張り用を使用。

張る前に外壁用防腐保護塗料のキシラデコールを塗布してから

ステン釘打ちで張り仕上。

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カントリー風で表は、ほぼ御客様の期待したイメージ通り

だったらしいです。

この外壁木材では市販品の、やや厚めでログハウス風に

丸面加工をした下見板があります。
 

他の現場で、部分的に試用した事がありますが加工の形状は

丸太風に見えて作業性も良かったですが唯一の欠点は

木裏側を表面にして加工しているのが外壁用には

疑問が残る所で、この現場では採用しませんでした。
 

おそらく室内用の使用条件で販売されていたかも知れません。

そして芯材が含まれているうえに木裏がもろに出ていては
昔の大工は、ほとんどが木表を見え掛かりにすべき、と言う

拘りを持ち固定観念になっていますので

最初から木裏使いで、それも見栄えの悪い心材が含まれいるのは、

とても妥協できない仕上材でした。

 

ペンキ塗りで生地が見えにくくなれば使用可能かも知れませんが

この現場では木目が見えて木裏・木表の判別しやすい防腐保護塗料の

キシラデコール仕上での採用は無理でした。

 

しかも、かなり高価でした。

おそらく木表にすれば加工後の反り、歪みなどが加工断面形状と

木材が内部に持つ樹脂のバランスが崩れ
施工後に大きな狂いが生じ、品質精度が大きく損なわれると思います。
 

木表を出すべき事は製造メーカーも重々承知していても

製品の品質安定性を優先にして木裏と木表の収縮特性を

相反する形状で安定させた結果の商品だったかと思われます。
 

この現場では屋根に軒先の出が少ない為に

外壁の雨ざらし条件では外壁表面で水分の切れは必須。

その為、仕上素材の表は、なおさら、すべて木表を向けて

納める事を重視しました。
 

それでも軒の出が無いので耐久性は不利な条件です。

よってパラペットの天場、笠巻き板金仕上げのチリ出巾は

見苦しくない程度3cm以上で多めの出にしました。
 

少しは、ましかも知れませんが、やはり軒の出が無い外壁、

木製納まりは長期的には不利となります。

カントリー風の好みを優先するには定期的な木材保護塗料や

隙間など防水メンテナンスが必要。

次に続く。