押し入れ床の重ね張り例です。
根太下地は取替が必要ではない場合に重ね張りの例です。
良く有るパターンがフワフワしているのと表面が汚いので
シートを両面テープで張っていた場合は
それを剥がした時に残った厚みのある両面テープを剥がすのは
意外と簡単そうでも厚みが残り大変です。
薄い物なら剥がさなくても良いですが分厚いクッション素材の
嵩張りが残るので両面テープは剥がした方が良いですね。
壁際の雑巾ズレは外れるなら外した方が後がやり易いです。
釘が錆び付いて釘頭が抜けない、釘抜きバールが頭に入らない、
入っても釘が固着して浮かない・・などは
錆びた釘頭をカナヅチで叩いて衝撃を与えてみて下さい。
錆びの固着が離れて浮きやすくなる場合が多いです。
重ねる合板は中断は4㎜厚さが標準で下の床は5.5㎜厚さが
一般的な使い分けとして一般的です。
普通合板が切断や削り合わせの作業性が良く安価で一般的です。
安くても2.5㎜前後の養生ベニヤは匂いや色写りで赤黒いヨゴレや
チクチクした表面の剥がれ木繊維などが
布団などに付着しますので使うのは止めといた方が無難です。
高くても良い素材ならシナ合板や桐仕上げ貼り合板が
大切な衣類などを保管する床や壁なら無難な素材でしょう。
切断サイズや変形角度は偶然うまく合うかも知れませんが
変形なら新聞紙などで型合わせして印付けが有力です。
切断するには手のこならゼットソーで刃の呼び名は
210~265㎜のタイプを良く使用します。
カッターナイフの大でも切断可能ですが
慣れていないと危険です。
手前側は合板のコグチが角になり飛出していれば、
手を傷つけるので斜めに面取りします。
面取りには普通はカンナですがペーパーやヤスリでも可能。
重ね張りしてから外した雑巾ズレを戻します。
雑巾ズレが外れずに突き付け削り合わせは上手く行く時と
困難の時が有り様々。
釘打ちはステンレスの小釘で長さ25㎜以内が無難。
太く長いのは打ち込みにくいし、大き過ぎると思います。
打つ間隔は約10~20㎝程度で良いのではないでしょうか?
カナヅチは大きいより小~中サイズが無難。
釘が曲がりにくい打ち方のコツは強く打ち付けて押し込むのではなく
何度も軽く頭を叩き押し付け無いのが曲がりにくい要領かも知れません。
押し込み力よりも、小釘打ちはチョンチョンと軽いカナヅチの
打ち込み回数と瞬間のインパクトを利用が有効で無難です。
以上が簡単な押入れ予科板塀の合板重ね張りの一例でした。