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物置小屋の屋根、大波スレート張替え

物置小屋の大波スレート張替えです。

 

別に壊れている訳でもないですが古くなり塗装するにも下地処理や

塗装工程も増えるので費用がかさむので、いっそうの事、

張替えを希望されました。

物置屋根スレート張替01前.JPG

大波なので屋根には強いですが、それでも単なるスレート波板ですから

脆く割れやすい素材です。

 

母屋な構造材が下に無い所を歩くと割れて転落します。

 

この材種の屋根を歩く時は踏み割れ転落の実態を把握していないと、

とても危険です。

 

上から見た目で解りにくいですが以前に誰かが不用意に歩き、

すでに細いヒビワレが有れば今度、誰かが用心しても、

その近くを歩いただけでパリッンと破損し踏み抜け転落します。

 

※余談ですが・・

 

前回歩いた人が運よく通過できただけです。

 

往復してくれば、その人が踏み割れして自業自得で落ちるのですが・・

 

それを免れ・・関係ない人が代わりに犠牲になるような原因が

現実に有るはずです。

 

不用意に対処したり後の事後報告をしない人は他の人に

危険なリスクを繋げて誰かを巻き添えにする恐れが有ります。

 

瓦でも、このようなスレート系の素材は本人がウッカリ変な歩きをして

少しでも踏み割れた場合には感触で解ります。

 

その時に他の人に、あの付近は危険だから歩くな!

・・と忠告できれば良いですが、

 

自分の責任を問われかねない為に、あえて重要で大切な

報告、相談、連絡もしない場合が多い事があります。

 

関係者でなければ申し送りが出来ない事も当然あり、

知らずに今度、その状況に他の人が関わった時に

 

まるで誰かが仕掛けた落とし穴に落ちるように

踏み抜け転落に合う事になります。

 

それが高さ6m以上の大きな倉庫の大波スレート屋根での事なら

労災事故となりますが事件性は少ないので

ニュースなどでは伝えられにくいですが命を落とす事故が

現実に今までも有り、これからも何処かで起きます。

 

※本題に戻ります。

 

いよいよ張替え作業に入ります。

物置屋根スレート張替02古大波スレート剥がし前状況.JPG

まず、棟から剥がして解体しますが、剥がしながら張るのが

途中で緊急中止の事態を考慮すれば無難です。

物置屋根スレート張替03古大波スレート平棟下のモルタル詰め状況.JPG

棟の合わせ目と桁上の波型の隙間はモルタルを挟んでいます。

 

簡単ですが、ないよりはマシです。

物置屋根スレート張替04)大波スレート下のモルタル詰め.JPG

ある程度、剥がしたら構造材の天場はホコリが有るので

掃き飛ばし簡単に掃除もします。

 

桁と母屋材や棟木の間隔は、こんなモノですね。

 

これ以上空き過ぎると弱く、

母屋材をもう一本、混めると多過ぎてムダになります。

物置屋根スレート張替05大波スレート剥がしと張り.JPG

欲を言えば棟木が狭いので、もっと大きな屋根なら

棟だけ二重にした方が、掛かりが代が多く安全。

 

棟被せスレートは巾が広いので釘の打ち代が狭く

このシングル棟の下地なら掛かり代が少なく納まりにくいです。

物置屋根スレート張替06大波スレート剥がしと張り.JPG

 

※余談ですが・・

 

棟木は腰掛けアリ継ぎの定番仕口です。

 

大波スレートが棟木への掛かり代が、この角度から見ると、

とても少ないです。

 

こんな納まりなのでウッカリ何処でも歩き体重が掛かると

波スレートは表面は固そうでも踏み抜き転落事故となりやすいのです。

物置屋根スレート張替07小屋組例棟の腰掛アリ継.JPG

小屋梁は桁に対して、大いれアリ掛けで、これも定番仕口です。

 

継手の位置も桁と母屋は少しだけでもズレているので、

やや正解の納まりです。

 

もし同じ位置なら耐震的に欠点となります。

 

継手の位置で隣との食い違いは大きいほど良しとされています。

物置屋根スレート張替08小屋組例桁、梁の大入れアリ継.JPG

棟の合わせ目はモルタルではなく防水テープを張りました。

 

丁寧な仕事をするなら屋根勾配で拝み切りすれば

上の開きは少なくなりますが今回は予算の関係で・・パス。

物置屋根スレート張替09棟の防水テープ.JPG

さらに剥がれ防止の為にシリコンコーキングで接着します。

モルタル詰込みよりは断然、安定性と防水効果は有り。

物置屋根スレート張替10棟のコーキング.JPG

棟被せもピッタリと納まりました。

 

大波スレートの屋根勾配は30/100の角度で規格製造されています。

 

その点では、この建物での屋根勾配の納まりはピッタシでした。

物置屋根スレート張替11棟付近.JPG

スレート釘は多過ぎず少な過ぎずがベストです。

 

丁寧にするならステンレスのビス止めでしょうが、

ここはコストの関係で普通のスレート専用釘です。

物置屋根スレート張替12仕上.JPG

これで屋根の大波スレート仕上げは完了です。

 

この現場では流れが一枚だけで重ね継ぎの切り合わせの

斜めカット仕口が無いので簡単でした。

 

軒先のトイが付いていませんが軒下は用水路なので不要です。

 

以上で大波スレートの張替え事例は終わります。