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ポリ浴槽入れ替え工事2/2(通常の浴槽、入れ替え手順事例)

ポリ浴槽の古い物からステンレス浴槽に入れ替え工事の続きです。

 

陥没穴から地盤への垂れ流し排水不良の重大な問題を解決した後は

通常の浴槽、入れ替え手順です。

 

古くて、ひび割れが酷くなったポリ浴槽を切断し解体撤去した跡です。

解体工事の時に重要なのは既存排水の穴に異物混入を防ぐ為の処置が必要。

 

モルタルやタイルの破片などが排水パイプに入ると、

必ず排水が詰まり大変なトラブルとなります。

 

専門業務として関わる場合はもちろんですが、

異物詰まりのリスク回避を優先にする考え方、方針は必須です。

 

「そんな事は・・言わなくても当たり前の範囲でしょう?」

・・と思われる程度の事ですが

言わなくても先づ前もって、把握しており気付かない人に

これを怠ると実害が、どうなるのか?把握しており

配慮できそうにない人に先行確認や指示できる人は希少です。

浴槽取替?タイル除去.jpg

壁面タイルの切断切り込みは↑、とても面倒な作業内容です。

 

入れ替える浴槽のサイズが前より小さくなるなら必要は無いですが

大きいサイズに変わるならば壁面との入り代は

例え10㎜でもタイル表面から壁の中へ入れ込みした方が良いです。

 

浴槽のグレードが高い物は入り代は20㎜以上が必要で

さらに奥が水返しの土手のように高くなっています。

 

浴槽の入れ替えは切り込みを最小限に設定しても入れ込み時に

角度の伸び代か必要で現実的に入れ込み出来ない形状や現場条件が有ります。

 

この現場のようにL形で2方向だけの壁面当たりの場合は

床タイル付近で逃げ代が有れば入れ込みが可能。

 

これは施工経験が無いと立方体を斜めに入れ込もうとすれば

高さ・幅・長さなどで逃げ代が無いと困難な事が事前に推測できかねます。

 

最初は理想の位置で丁寧に切断して時間をかけてタイルや

コンクリートをハツリり準備し・・入るはずが・・入らず・・

しかたなく二度手間で手直しする事になります。

 

予測もしなかったムダな時間と労力を費やすなど

事前の判断が誤っていた事に気づきます。

 

現実的に余計な遠回りをして無駄な労力と再び似たような作業を繰り返す

精神的や身体的な損失を経験する事になれば・・嫌と言うほど理解できます。

 

浴槽取替?タイル除去.jpg

腰壁面の半磁器タイルはダイヤモンドカッターの刃を

ディスクグラインダーに取り付けて切断します。

 

この時には、かなりの埃がしますので

粉塵を吸塵対策しながらの作業が必要となります。

 

さらには未経験者の方がディスクグラインダーを使用して

タイルをこのように切断するには

専用工具の基本的なノウハウを習得してから使用しないと、

目に飛散など大ケガなど危険なトラブルが潜んでいます。

 

それらは、ここでは掲げませんが

別な機会でアップできればと思います。

 

下図は↓半磁器タイルの表面が大きくヒビ割れしていて

触れば肌が切れる危険の為に剥がして張替えするために

目地部分で切断してから表面だけハツリ取った状態です。

浴槽取替?タイル除去.jpg

この時点では半磁器タイルの3.6角(サブロク)と呼ばれる

今は生産中止の規格サイズですが

当時は在庫販売店が、まだ有ったので近い色で調達し張替えは可能でした。

 

近年は取り寄せ困難の為に同質系の補修は困難なので

小さめのモザイクタイルなどで貼り合わせ

ストライプ柄のデザインとして、厚さが近い、

まったく違うサイズの物で補修など代替仕上げの対策例です。

 

下図は↓ステンレス浴槽の据え付けする場合の参考画像です。

浴槽取替?据付け途中バンド例.jpg

搬入や据え付け時には上図のように↑ベルトを中央付近の一ヶ所か、

もう一本を巻き付けてコントロールすれば持ちやすく

入れ直したりの動作の負担が軽減となります。

 

入れ込み途中では脚の下に高さ調整で盛り上げてある

モルタル材の上に、そっと置き高さの調整で上げ下げする時には

モルタルを不用意に崩してしまわない有効策です。

 

据え付け調整が終わりモルタルが安定した30~60分頃には

少しの隙間でベルトの引き抜きは容易。

 

この後は色々な手順に従って床タイルのハツリ跡には

モルタルを隙間に詰め込み養生期間として最低一日は置きます。

 

翌日は浴槽に入り体重をかけてもガタガタせずに大丈夫なら

循環式ガス外炊き釜のパイプを浴槽側でㇵの字型に開くように

ガス釜の上下間隔が10㎝程度なら浴槽側の穴位置上下は

約12~13㎝程度の広がりを設定し

位置を確認し穴あけして循環パイプを取付て接続します。

 

位置だしや用具の加工では色々な手順が有りますが、

ここではパスします。

浴槽取替?循環パイプ取付後.jpg

循環パイプをㇵの字型に取り付けるのは重要です。

逆の場合は上のパイプは沸いたお湯が循環するので

沸騰した水蒸気は水平より高い方に上ります。

 

逆勾配はボイラーの方に逆流し熱湯が浴槽側に行かず

ボイラーの熱交換部分で滞留しボコボコと音がして部品が早く壊れます。

 

そして下のパイプは浴槽内の低い温度の水が

ガス釜方面に温度差で自然に昇り対流循環する為の上り勾配です。

 

さらに浴槽の不要な溜水を捨てて排水する時には

ガス窯の熱交換に溜まった水も自然に抜け落ちる為に

下側の循環パイプは浴槽側へ水平よりも下がり勾配に

しておく必要が有り窯の熱交換部品内に残りそうな

不潔なヘドロも流れやすくします。

 

よって浴槽側へはㇵの字型で先が開き勝手で取り付けが必要となります。

 

浴槽に循環式パイプを接続できたら浴槽には

循環パイプの上の穴が十分に塞がるまで

浴槽に水をためて水漏れチェックを行います。

 

これは大切な手順で、かならず必要です。

 

調べなくても良さそうに思えても水を張りテストすると

時間を置いて調べると僅かに洩れる事があります。

 

この濾水チェックを怠り引渡し後に後で気付かず風呂を沸かしていると

浴槽の水が接続パイプから徐々に洩れて水不足状態でガス窯が沸かし続けると

空焚き状態になり浴槽が傷んだり過熱で火事など大惨事となります。

 

または古いガス釜自体の熱交換部品付近に耐用年数や空焚き経験が有れば

穴あきなどでボイラー本体側に重大な水漏れがあれば

本体交換など根本的な対処が必要となります。

 

水漏れテストで異常が無ければ基礎コンクリート貫通穴の隙間を

モルタルで埋めて塞ぎます。又はメンテナンス用の不燃板でビス止めします。

浴槽取替?循環パイプ取付後モルタル仕上.jpg

 

この時に注意が必要なのは詰め込むモルタルが中で崩れやすく

近くにある浴槽の排水穴を塞いで

排水の詰まりトラブルになるリスクが潜んでいます。

 

最後まで気が抜けない配慮が必要となりますが、

最初から全工程に潜む想定リスクの実態を物語として捉えておけば

事前の予測から色々な途中の配慮などは自然に対応しやすいかと思います。

 

※ガスの循環式外付け窯は時代の流れで給湯機に変わって来ましたが

 大地震で停電した時に残り水さえあれば浴槽の溜水でガスの供給が叶えば

 風呂に入る事が可能で災害時の電力停止など非常時には有利な設備と言えます。

 

 ガスではなく薪を燃料にする循環窯も昔からや、今でも一部では使用されています。

 とてもアナログ設備ですが、状況次第を考えると・・捨てきれない善さが有ります。

 

次の事例もお楽しみに。


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